喜寿のままごと

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  • [ カテゴリ:小説・エッセイ ]

2012年11月10日に愛知県半田市の吉濱 満寿(戸田)様が『喜寿のままごと』を自費出版されました。  

サイズ A5版
製本タイプ ハードカバー
発行年月日 2012年12月22日 初版発行
ページ数 362
著者 吉濱 満寿
ISBNコード 978-4-86431-129-8

著者の声

喜寿のままごと

著者 吉濱 満寿 様

 喜寿を契機にエッセイ書きに挑戦する。ところが、翌年白内障の手術をする羽目になった。「折角、意欲が湧いたのに」とガッカリしたが、案ずることなく手術が成功したものだから、エィ、ヤッと自分史作りに取り組む。 手をつけた以上は挫折したくない一心で、夜中に起き出して書くような無理もやらかし、五ヶ月で仕上げる。出版の方は友人の伝手で一粒社を紹介され、原稿を持ち込んだが、本に仕上がるまでには三ヶ月も要した。
 わけは校正に次ぐ校正に明け暮れ、四回も校正をしたからである。初心者の悲しさからか、誤字・脱字を拾わずストーリーを追っかけたり、適切な助言をもらうと「ご指導うけたまわりました」と書き直しをする。
 私は一粒社の社長都築さんを黄表紙屋の旦那と名付けているが、『気がすむまでやりなせぇ~』と言われるのに甘えたわけである。
 表紙の題字は家内を拝み倒して書かせるという策を用いる。一粒社の絵師さんはカバーデザインと題字のアレンジを見事に仕上げ、原稿の仕上がりを待ちくたびれる日々だったが、年末にはズッシリした手応えを吾が手に抱かしてくれた。
 最終入稿から本が出来上がるまでと、贈呈した親類や知人から来る反応の応接に追われた三ヶ月余りは予想だにしない高揚感に浸る。「本が出せたなんて夢のようだね。貴女の題字の出来も素晴らしいし、こんな幸せはないよね」と夫婦で語り合う日々が続いている。
   (2013.3.15.)

  • [ カテゴリ:小説・エッセイ ]
  • [ 著者の声寄稿者:吉濱 満寿(愛知県) ]

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